2006年 07月 29日 ( 1 )
ここだけのはなし
ひとつ不思議なことがある。どうして、日本人は日本語のTシャツを着ないんだろうってこと。


とにかく日本語ってデザインとして、美しい。漢字、カタカナ、ひらがな、alphabet。縦書き、横書き。世界一バリエーションに富んでいる。なのに。


あれかな、ほら、日本人って照れ屋さんでしょ。「愛してるぜ!おっー!」みたいなTシャツを着るのは抵抗があるのかもしれない。


でもね、この前「crazy boy」ってTシャツをおばさんが着てて。それってきっと息子か誰かのTシャツで、そこに何が書かれているかなんて気にしていないんだろうね。


でも、「狂人」とか書いてたら着ないよね、普通。わかんないけど…。


でぶっちょでどうしようもない男の子が英語で「みんなが私の魅力にクラクラ」なんてTシャツを着ていてね、それはそれで素敵なんだけれど。


唐突だけど、Tシャツってもっと自己主張してもいいんじゃないかしら。単にデザインがかっこよいとか当たりさわりないとか、そんなんじゃなくて、自己主張。


Tシャツはとても不思議な服だと思う。そう、ちょうど、渋谷や新宿にあるビルディングに似ている。


単なる広告というのではなく、広告で全体を覆うことで、存在を透明にしている。つまりTシャツって主張するものじゃなく、自分を隠すもの。バリア。それが正しいあり方。


どうして、日本語のTシャツがあんまりないのかって。それは怖いんだね。じゃあ、だからこそ、今、敢えて日本語のTシャツがカッコイイと思う。日本語が旬。


もう、なんでもありでやりつくされた感のあるTシャツの中にあって、こんなに新しく、インパクトのあるTシャツもないんじゃないかな。


着ている人の存在を消すといえばかき消すこともできるし、自己主張したいと思えば、強烈に主張もできる。


着る人が本になれちゃうなんて素敵じゃない?本屋の棚でそっとTシャツがダンボールの箱で売ってたりしたら素敵だなって。本の1ページを着て歩いて、まるでジグソーパズルの1ピースみたいにさ。すごくポエジー。で、しゃれてる。


これから、きっと流行ると思うよ。でも、まだ早いかもしれない。勇気のある人は人気者になれると思う。ねえ、誰か勇気のある人いない?


申し遅れました。わたくし、RADIO DAYSの里宗巧麻と申します。
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by t-shouts | 2006-07-29 03:14 | 詩人類-里宗巧麻